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shiitakesanの釣り日記:和田防

日時:2012/5/6(日) 7:00~11:00
場所:和田防
釣果:メバル4匹 ガシラ少々  
お久しぶりです。
仕事が無駄に忙しく、ついつい更新をなまけておりました。(現在6/2です。)

5/6、この日は連休最終日。いい思いをして休みを締めくくろうと思って意気揚々と出発したものの・・・
最悪な日となりました。
その一部始終を忍殺的に語っていきたいと思います。

朝から曇っており、渡船屋につくと「今日は天気悪なるから昼までね~」と渡船屋のおっちゃん。
もともと天気予報は夕方から悪くなるっていうてたから、まぁ仕方ないと思って船着き場へ。
出船すると、明石方面の山が若干雲で見えにくくなってて常連のおっちゃんが「こりゃ降るで。時間の問題や。」
などとおっしゃる。
降るな降るなと祈りつつ波止に立つと、風はあまりなく、釣りやすいのは釣りやすい。雨だけの問題やと思い、そそくさと準備して第一投。
潮はトロンと大阪側へ流れてていい感じ。
何投かしてたら、根掛かりみたいなアタリでガッシー君ゲット

さぁ雨降る前にどんどん釣ろう。
そう思って底撒きをかけるべく底撒きボールにエビ詰めて投げ込みます。

ここまでは普通の釣りでした。少々天気が良くないくらいで、なんら問題なく釣りを終えるはずでした。
ガシラ釣った時点でおそらく8時くらい。世間ではプリキュアが始まる30分前。
ここから迎えの船が来るまでマッポ―の和田防となるとはだれが予想したでしょうか・・・

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ピッチピチピッチピチピッチピチピチピチ・・・
網ですくわれたバイオエビが行き場を失い飛び跳ねる。
波止の上ではバイオエビを無慈悲につかみ取る一人の釣り人。
無言で底撒きボールにエビを詰めるその姿はまるで平安時代に存在したといわれる伝説の釣り人タイコーボーその人である。

その釣り人は朝から1匹魚を釣り上げており、次なる一匹を求めてエサを撒いて魚を集めようとしていた。
糸の先にバイオエビを詰めたかごをセットし、海に投げ込んで海中でかごを開くことにより狙った深さにエビを撒くことができるというすぐれもの!スゴイ!
釣り人は10年近く苦楽を共にしてきた彼の相棒(サオ)をゆっくりと振り込み、エビを詰めたカゴを海へ投げ込む。
ポチャン。
カゴが水面に落ち、海の底へ沈んでいく。
カゴが狙ったタナまで落ちたところで、サオを大きく手前にあおり、カゴのストッパーをはずしてエビが海中へ放たれるはずだったのだが・・・
「イヤーッ!」
釣り人は勢いよくサオをあおり、海中にあるカゴのストッパーを外しにかかった、その次の瞬間!
バキッ!!!!!!!!!!!!!!!
おおブッダ!彼の相棒(サオ)が根元から真っ二つ!

「ナンデ!?サオナンデ!?オレタナンデ!?」
狼狽する釣り人。いままで黙々と釣りをしていた彼の姿はもはやそこには無い。
慌てふためいてどうしていいか分からに彼の意識は次第にソーマト・リコールしていた・・・

相棒・・・初めて手にしたガマカツの磯竿・・・楽しかった釣りも辛かった釣りも共に過ごしてきた相棒・・・チヌ、グレ、ガシラ、メバル、イカ・・・色んな魚を釣ってきた相棒・・・
一緒に釣りをしてきた想い出が蘇る・・・

ふと我に返った釣り人は放心状態。ズバリの副作用めいた状態で虚空を見つめて動かない・・・
しかし釣り人は立ち直る!おおブッダ!まだ彼をお見捨てになていなかったのですね!ゴウランガ!
彼は思った。(これは天命だ。相棒は与えられた使命を全うして今こうして召されたのだ。悲しむことは無い。悲しむんじゃなくで、これまでお疲れ様と言ってあげよう。いままでほんとうにありがとう)

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このあと、風が強くなりすぎて釣りにならず、雨も降ってきたため11時で強制撤収。
上がって常連さん達の宴会に参加させていただき、帰りました。
(ネタが思いつかなかったので最後は投げた┐('д')┌)

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